- 働いてもらう方々が何よりの会社の財産であり、人を大切にするという方針を貫くことが根本的な経営姿勢である。
- 人を大切にするという心が、言葉や日常の行いに表れ、それが人の心に自然に伝わり、感じるのである。
- 社員に働き甲斐をもってもらうには仕事の面では厳しく、そして個人的に困っている人には上司はどんな事でも助けてやるという気持ちが伝わることが大切である。
- 商売する者には商売の基本、生産にたずさわる者は生産の基本を大切にしなければならない。
- 足もとがはっきりしている事、足もとが固まっている事が一つの基本である。
- 顧客、会社、個人において常に誠実であることが、自身の財産を築いていくものである。
- 勝ち得た信用を失うのは簡単だが、再び取り戻すことは初めに信用を築くよりはるかに難しい。
- よりよい製品を良心的な価格、適正な利潤で提供し納期に納めさせて頂く、常に供給責任を感じて取引しなければならない。
- 常に自分の利益だけを考えず、相手の立場、利益を充分考えて取引をして頂くと考えよ。
- 真剣に考え、努力すれば自ら道は必ず開ける。
- 打てば響くような身動きの軽さと行動力を身に付ける。
- その場その場でベストをつくせ。
- ねばり強い行ないをする。
- すべての業務において、どんな時にもあきらめない。
- 商品の知識は武器と心得よ。
- 広く情報を収集出来る力を身に付けよ。
- 技術、設備、サービスあらゆる部門で他社より常に一歩前へ出ることを心掛けよ。
- 一度に多くではなく一歩一歩足もとを固め、確実に歩む事を心掛けよ。
- 部下に責任ある業務を任せることで仕事に対する「やる気」と「責任感」を育て、次世代の管理職者、経営者感覚の育成を行う。
- 大きな権限委譲は行なうが、最終的な責任を任せた側が取り、部下が萎縮せず大胆な仕事ができる環境を構築する。
会社のために尽くした結果の失敗は寛容に、ただし私利私欲のための不始末は一円たりとも許されない。一生懸命仕事に打ち込みその結果が損失になったとしても、本人の努力は会社の財産であり、貴重な体験となる。
上役に対して、つけ届けをしようという気持ちは自身にやましいことやよこしまな気持ちが存在するものである。そのような時間があればその分、仕事に集中して生き甲斐を見つけてほしい。
- 相手を敬い「ありがたい」と感謝の念で接すればどのような苦しいときでも、すべて自分のためと素直な気持ちで受けとめられる。
- 仕事に慣れ、力がつくとどうしても無意識に思い上がってくるものである。仕入先、得意先の人がペコペコしてくれ、自分は偉いのだと錯覚をおこしてしまうことは非常に危険である。お客様には買って頂く、メーカーには分けて頂く、外注先には外注して頂く、銀行にはお金を貸して頂くという感謝の念を常にもって謙虚な気持ちと思いやりの心で接することを心掛ける。
- お客様が、不満やクレームを言ってくるとき、その不満を丁寧に扱い、原因をつかむとともに誠心誠意接し、対応すればかえって誠意が通じ縁が結ばれる。苦情を受けたときは、縁が結ばれる好機ととらえ、感謝の念で接すること。
- 財務資料を全社員に公開し、毎月度の正確な利益を把握してもらうことで、自社の財務を理解し、経営者感覚を養成する。
- 会社内部のウィークポイントをつかみ、問題点を発見しながら合理化を進める実地教育により次代の管理者・経営者を育てる。
株主様には健全で成長性ある財務の確立を約し、安定した配当が行えるよう努める。